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家を建てるなら消費税増税前が本当にお得??2018年12月15日

お金の話

先日、2019年度税制改正大綱が発表されました。いよいよ来年の10月から消費税が8%から10%に増税されます。その中で住宅ローン減税については、2020年末までに契約して入居する物件を対象に、現行の10年から13年に3年間延長されることになりました。

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住宅ローン減税は、毎年末の借入れ残高の1%を所得税から控除する制度です。延長される3年は、建物価格の2%分を3年かけて控除するというものです。


では、住宅ローンを借りて住宅ローン減税を使った場合には、消費税増税前と増税後のどちらがお得になるのでしょうか?


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そこでファイナンシャル・プランナーの私が、実施に計算をしてみました。

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まず、建物価格を①2000万円、②3000万円、③4000万円の3パターンを例にして、建物価格と消費税の合計額全額を、それぞれ金利0.7%の変動金利にて35年間を元利均等払いの住宅ローンを借りた場合のシュミレーションをしてみました。すると下記の通りとなりました。

【1】建物と消費税の合計額(借入金額)から住宅ローン減税分を除い
   た実質負担額はなんと消費税増税後の方が、

   ①では−6万円、②では−11万円 ③では−14万円

   お得となりました。

【2】借入金額に対する総返済額から住宅ローン減税分を除いた実質負
   担額も消費税増税後の方が

   ①では−1万円、②では−4万円、③では−4万円

   お得となりました。

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結論としては、建物の価格が2000万円から4000万円位で、かつ全額借入れした場合には、消費税増税前より増税後の方が「実質負担額」が少なくなります。

  
ただし、住宅ローン減税を使うという事は、住宅ローンの返済も発生するという事を忘れてはいけません。また住宅ローン減税は長期優良住宅等の認定住宅以外の通常住宅は、毎年の借入れ残高の4000万円までに対してその1%がその年の所得税から控除されるものですので、4000万円を大きく超える借入れをすると住宅ローン減税の効果が薄くなってしまいます。

私が計算した結果を一覧表にすると、下記のようになります。

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(注)変動金利で計算のため、金利が上昇すると数字が変わります!


また消費税増税後は、所得に応じて「すまい給付金」が最大50万円が支給されます。

でも、高額な頭金を用意できる方や全額を現金(自己資金)で家を建築される方は、当然ですが消費税増税前がお得となります。

「住宅ローン控除」や「すまい給付金」は、個別要件を満たす必要がありますので注意が必要です。ご不明な点はお気軽にお問合せ下さい。

ファイナンシャル・プランナー(1級FP/ CFP)
営業主任 近藤


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